敷布団をコインランドリーで洗う完全ガイド|手順・料金・注意点を解説
敷布団はコインランドリーで洗えます。ただし、洗濯表示の確認とキルティング加工の有無チェックが必須です。
「敷布団が汗臭いけど、自宅では洗えない…」
「クリーニングは高すぎる…」
「本当にコインランドリーで洗って大丈夫?」
こんな悩みを抱えていませんか?
実は、敷布団はコインランドリーで洗える場合が多く、クリーニングより安く当日仕上がりが可能です。
この記事では、失敗しない洗い方から料金比較まで、徹底解説します。
敷布団はコインランドリーで洗える?【判断基準】
洗える敷布団の3つの条件
すべての敷布団がコインランドリーで洗えるわけではありません。以下の3つの条件をクリアしているか確認しましょう。
条件① 洗濯表示が「水洗い可」
敷布団についているタグを確認してください。
【洗濯表示の見方】
| マーク | イメージ | 意味 | コインランドリー |
| 桶マーク | ![]() | 水洗い可能 | 洗える |
| 桶+バツマーク | ![]() | 水洗い不可 | 洗えない |
| 四角+丸マーク | ![]() | 乾燥機可能 | 使える |
| 四角+丸+バツマーク | ![]() | 乾燥機不可 | 使えない |
水洗い不可の場合 → クリーニング専門店へ
条件② キルティング加工がされている
キルティング加工とは
布団の表地と裏地を縫い合わせて、中の綿や羽毛が偏らないようにする加工。まるでミシンで格子状に縫ったような見た目です。
【確認方法】
- 敷布団の表面を見て、格子状やダイヤ型の縫い目があるか確認
- 全体にまんべんなく縫い目がある → そのまま洗える
- 表面のみ縫い目がある、または縫い目がない → 紐で縛る必要あり
【キルティング加工なしの対処法】
- 敷布団を丸める
- 3〜4カ所を紐で等間隔に縛る
- 中身が偏らないように固定してから洗濯
条件③ 素材が洗濯に対応している
【洗えるOK素材】
- ポリエステル綿
- 羽毛(ダウン)
- 羊毛(ウール)※洗濯表示要確認
- 化学繊維
【洗えないNG素材】
- 真綿(シルク)
- キャメル(ラクダ毛)
- ムートン
- 低反発・高反発ウレタン
【ウレタン素材の見分け方】
敷布団を折り曲げてみて、ゆっくり元に戻る感触があればウレタン製。水洗いすると変形・劣化するのでNGです。
素材が分からない場合は、購入時の商品タグや取扱説明書を確認しましょう。
コインランドリーで敷布団を洗う手順
STEP1:洗濯機を使う
敷布団に対してゆとりのあるサイズを選びましょう。洗濯槽に1割の隙間があることです。
| 敷布団サイズ | 推奨洗濯機容量 |
| シングル(100×210cm) | 15kg以上 |
| セミダブル(120×210cm) | 20kg以上 |
| ダブル(140×210cm) | 25kg以上 |
サイズがギリギリだと以下の危険性があります。
- 汚れが十分に落ちない
- 洗濯機の故障原因
- 脱水不足で乾燥時間が長くなる
STEP2:乾燥機を使う
濡れた敷布団は重くなるため、洗濯機より大きめの乾燥機がおすすめです。
【乾燥手順】
- 乾燥機に移す
- 温度設定を確認
- 料金を投入してスタート
- 10分ごとに裏返す
- 完全に乾いたら取り出す
【乾燥時間の目安】
- シングル:30〜40分
- セミダブル:40〜50分
- ダブル:50〜60分
全体がふっくらし、手で押しても湿り気や冷たい感触がなければOKです。
STEP3:粗熱取りと持ち帰り
乾燥機から出したばかりの敷布団は内部に熱がこもっています。
せっかく乾燥させたのにカビが発生するなど台無しにならないよう粗熱を取りましょう。
【手順】
- コインランドリーのテーブルに広げる
- 10分程度放置して粗熱を取る
- 冷めたら収納バッグに入れる
失敗を防ぐための敷布団をコインランドリーで洗うときの注意
注意点① 洗濯機・乾燥機の容量不足
失敗例: 「ギリギリ入ったから洗ったら、汚れが落ちていなかった…」
【対策】
- 洗濯槽に1割の隙間があるサイズを選ぶ
注意点② 乾燥不足
失敗例: 「時間がなくて半乾きで持ち帰ったら、カビが生えた…」
【対策】
- 必ず完全に乾かす
- 時間に余裕を持って行く
- 10分ごとに裏返して乾燥ムラを防ぐ
注意点③ 洗濯表示の見落とし
失敗例: 「洗ったら縮んでしまった…」
【対策】
- 洗濯前に必ず洗濯表示を確認
注意点④ ウレタン素材を洗ってしまう
失敗例: 「低反発マットレスを洗ったら、ボロボロになった…」
【対策】
- ウレタン素材は絶対に水洗い禁止
- 折り曲げてゆっくり戻る感触があればウレタン
- 不明な場合は洗わない
敷布団をコインランドリーで洗うメリット・デメリット
メリット① 即日仕上がり
- 洗濯〜乾燥まで60〜90分
- クリーニングは3〜7日かかる
- 天気に左右されない
メリット② ふっくら仕上がる
コインランドリーの大型乾燥機は家庭用乾燥機より高温のため、ふっくら仕上がります。
メリット③ ダニ・アレルゲンを徹底除去
- 高温乾燥の効果
- 60℃以上でダニ死滅
- 80℃以上でダニの死骸・フンも除去
- アレルギー対策に最適
メリット④ 大物も一度に洗える
家庭用洗濯機では不可能な敷布団や毛布・こたつ布団も洗えます。
デメリット① 持ち運びが大変
持ち運びが大変なため、車の利用や、2人で協力して大型のバッグに入れて持ち帰りましょう。
デメリット② 洗える素材が限定される
洗濯表示を必ず確認しましょう。
デメリット③ 店舗まで行く必要がある
近くの店舗を事前に調べましょう。
デメリット④ 混雑時は待ち時間が発生
平日の午前中が空いている傾向です。事前にウェブサイトなどから稼働状況を確認してから向かいましょう。
敷布団を洗う頻度とタイミング
推奨頻度は年4〜6回程度です。
| 春(3〜4月) | 冬の汗・皮脂を洗い流す |
| 夏(6〜8月) | 汗の季節、こまめに洗う |
| 秋(9〜10月) | 夏の汗を洗い流す |
| 冬(12月〜2月) | 年末の大掃除 |
こんな時はすぐ洗いましょう。
- 汗の臭いが気になる
- ダニアレルギーの症状が出た
- 飲み物をこぼした
- ペットが粗相をした
- 子どもがおねしょをした
よくある質問
- 敷布団と掛け布団、同時に洗える?
-
洗濯機の容量に余裕があれば可能です。ただし、別々に洗う方が確実に汚れが落ちます。
- 羽毛布団も同じ方法で洗える?
-
はい、基本的に同じ手順です。ただし、羽毛は乾燥に時間がかかるため、完全に乾くまで追加乾燥をするなど気をつけてください。
- 雨の日でも洗って大丈夫?
-
コインランドリーなら全く問題ありません。乾燥機で完全に乾かすため、天気は関係ありません。
- 洗濯ネットは必須?
-
必須ではありませんが、以下の点から使用を推奨します。
- 中綿の偏りを防ぐ
- 洗濯機の故障防止
- 持ち運びが楽になる
- 乾燥だけ利用できる?
-
はい、可能です。自宅で洗った敷布団を乾燥だけコインランドリーで行うのもおすすめです。
コインランドリーピエロなら安心して敷布団を洗えます
「初めてで不安…」
「失敗したくない…」
という方には、設備が整ったコインランドリーの利用がおすすめです。
コインランドリーピエロでは、敷布団などの大物も入る大型の洗濯機と乾燥機を揃えています。
定期的なランドリー清掃と24時間のオペレーターの電話対応もあり安心してお使いいただけますので、ぜひ一度お近くの店舗をご利用ください。




