コインランドリー経営に必須の防犯対策グッズを紹介
生活に密着した施設であるコインランドリーは、多くの人が利用します。安全に経営するには、防犯対策が必要です。対策をしない状態で放置していると、さまざまなデメリットの原因になります。
コインランドリーを健全に運営するための防犯対策を行うには、防犯グッズの種類や仕組みを知っておかなくてはなりません。この記事では、コインランドリー経営に欠かせない防犯について解説します。
コインランドリーに設置すべき防犯対策グッズ
コインランドリーに設置できる防犯対策グッズはたくさんあります。
しかし効果的に設置するには、グッズの特徴やそれぞれのメリット・デメリットを理解したうえで設置しなくてはなりません。コインランドリーに設置できる防犯グッズの特徴や、メリット・デメリットを解説します。
防犯カメラ
防犯カメラは、お店をはじめとした商業施設や、一部の道路などでも活用されています。コインランドリーの中と入口付近を撮影することで、万が一迷惑行為や犯罪が起きてもカメラの映像から犯人の手がかりを得られます。
防犯カメラのなかには、人が敷地内に入ったら自動でスイッチが入る・一定時間人が敷地内にとどまっているとライトや警告を伝えるなどの機能が付けられているものもあります。
メリット
防犯カメラのメリットは、犯罪・迷惑行為をしている人の手がかりが得られることです。動かぬ証拠があれば、警察に通報する・弁護士に相談するなどの事態につながっても、スムーズに対応できます。
また、防犯カメラ自体にも迷惑行為や犯罪行為を抑制する効果が期待できます。「顔が映っている」「見られている」と認識できれば、問題となる行動をとらずに済む可能性があるのです。
デメリット
とても便利な防犯カメラですが、デメリットもあります。防犯カメラの最も大きなデメリットは、設置にお金がかかることです。防犯カメラは本体をただ購入すればよいものではありません。カメラを通して監視・映像を録画するための機材も必要です。カメラの機種や仕組みによっては、店内を公示しなくてはならない場合もあるでしょう。
防犯カメラのコスト問題は、設置だけでなく、問題行為によりカメラが壊されたときにも発生します。設置のために購入や改装のためのお金がかかるのは、頭の痛い問題です。
防犯ベル
次に役立つのが、防犯ベルです。コンビニなどのお店では、人が入るとチャイムが鳴ることがあります。これは、人が入ったことをチャイムで伝えるタイプの防犯ベルです。
スタッフ専用エリアに侵入するとアラームが鳴るタイプもあり、コインランドリーでもよく活用されている防犯グッズです。
チャイムが鳴るだけでなく、人が通った瞬間光るタイプや、映像を撮影するタイプなど、機種ごとに機能はさまざまです。人が入っていることがチャイムや光を通じてわかれば、周囲に人の立ち寄りを伝えることができ、迷惑行為や犯罪の抑制に役立ちます。
メリット
防犯ベルのメリットは、迷惑行為や犯罪を抑止する効果が高い点です。迷惑行為や犯罪をする人は、当然ですが自分がやったことがばれてしまうのを避けます。
ベルがあると人の出入り・迷惑行為や犯罪行為が行われていることが明示されてしまうため、問題行動を目的にコインランドリーに侵入する人は防犯ベルのあるところは避けて行動します。また、万が一問題行動をしてもベルで周りの人がすぐに気が付くため、逮捕につながりやすいのもメリットです。
デメリット
ベルはあくまでも問題行動が行われたことを示すだけのものです。ベルが鳴っても周りに人がいなければ意味がありません。映像など手がかりがつかめないのは、デメリットといえるでしょう。
コインランドリー経営で防犯対策を怠るリスク
コインランドリーは多くの人が利用する施設ですが、問題行動や犯罪行為のターゲットになるケースもあります。防犯対策をしないまま経営すると、この後解説するような事態を引き起こす恐れが高くなります。
いずれも店の安全性に深刻なダメージを与える行為です。このようなリスクを発生させないためにも、防犯対策はしっかり行いましょう。
泥棒や空き巣に狙われやすくなる
コインランドリーでよく起こる犯罪が、両替機・利用者の衣類・かごやテーブルなどの備品の盗難です。人のいない時間帯を狙って両替機を破損・備品を盗難する事件や、洗濯を終えたランドリーから衣類を抜き取る事件などは、コインランドリーで起こる犯罪の代表的なものであるといえるでしょう。
両替機や備品を破損・盗難されれば、修理代や備品を用意するお金がかかります。衣類の盗難が起きた際、防犯設備に不備があれば、コインランドリーの経営者が訴えられる恐れもあります。これらの問題を避けるには、防犯対策をしっかり行わなくてはなりません。
長時間居座る人が現れる
コインランドリーは店内に入るのに料金は必要ないため、居座ろうと思えばいつまでも居座ることができます。雨風がしのげるため、利用者以外の人がいつまでも居る状態になる場合もあります。24時間営業で夜遅くまでいられる環境にある店や、冷暖房完備など過ごしやすい環境を用意している店によくあるトラブルです。
利用者以外の人がいつまでも居る状態では、利用者は入店できません。居座っている人と利用者がトラブルを起こすケースも考えられるでしょう。居座りは利用者をコインランドリーから遠ざけ、利益の減少を招く原因になります。判明し次第、早急に対処すべき問題です。
若者のたまり場になる
防犯対策や管理体制がきちんとしていないコインランドリーは、若い人たちのたまり場になることもあります。駐車場があるコインランドリーによくある問題です。駐車場で騒音や問題行動を繰り返し、利用者を遠ざけてしまう可能性があります。
コインランドリーが居座りやたまり場になる事態を避けるには、店内外に防犯ベルや監視カメラを接し、防犯対策をしている事実をアピールしなくてはなりません。利用者が安全にコインランドリーを使える環境を作るためにも、防犯対策はしっかり行いましょう。
まとめ
コインランドリーは、多くの人が利用する施設です。人の目がありますが、ごくまれに迷惑行為や犯罪の対象になるときがあります。トラブルを避け、利用者が使いやすい環境を整えるには、防犯対策を行わなくてはなりません。
対策は防犯グッズを組み合わせて行います。防犯グッズにはそれぞれメリット・デメリットがあるため、お互いを補えるように活用しましょう。