コインランドリーの維持費はいくら?固定費と変動費を解説
資産運用や投資の方法として人気なのがコインランドリー経営です。
フランチャイズ展開している企業も多くあるので、低資金で開業したい方にもおすすめの方法といえます。
こちらの記事ではコインランドリーを経営したい方のために、考慮しなければならない維持費を固定費と変動費に分けて解説します。
コインランドリーのビジネスモデル
コインランドリーを経営したいのであれば、どんなビジネスモデルにするかを決定しなければなりません。
コインランドリーのビジネスモデルは大きく分けて2つあります。
1.土地選びや建物の契約をすべて自分で行う
1つめのビジネスモデルは土地選びから建物の工事の契約、コインランドリーの業務などをすべて自分で行う方法です。
自分がオーナーとしてコインランドリーを経営すれば、得た利益はすべて受け取れます。
さらにコインランドリーの営業時間や機械の入れ替えなどもすべて自分で決定できるでしょう。
その一方で初期費用が大きくなってしまい、利益が出るまでに時間がかかりすぎてしまう恐れがあります。
また赤字になれば、自分で補填して経営を続けなければなりません。
フランチャイズもこのビジネスモデルの一形態です。
フランチャイズであれば、大手の看板を出してコインランドリーを運営できるため最初からある程度の集客が見込める可能性があります。
一方でフランチャイズ本部へのロイヤリティを支払わなければならないので、受け取れる利益は少なくなるでしょう。
2.土地を貸し出して賃料を取る
もう1つのビジネスモデルは、土地だけを業者に貸し出してコインランドリーを経営する方法です。
この方法であれば初期費用をかけずに賃料を毎月受け取れます。
ただし土地を貸しているだけなので、コインランドリーの営業時間を決定したり経営方針を変えたりすることはできません。
コインランドリーの固定費
コインランドリーを経営したいのであれば、どの程度の固定費がかかるか知っておかなければなりません。
毎月かかる費用を知っておけば、収支の計算がしやすくなります。
ここでは、コインランドリーの固定費を2つ見ていきましょう。
1.人件費
もしコインランドリーに人を常駐させておくのであれば、人件費がかかります。
また、常駐させなくても清掃は毎日する必要があるため清掃員への人件費はかかります。
コインランドリー自体の売り上げが上がっても下がっても、必ず必要となる経費です。
ただしオーナーや家族が代わりに常駐していれば、経費を削減できるかもしれません。
2.固定資産税
固定費として毎年必ず支払わなければならないのが固定資産税です。
オーナーが所有している土地と建物には固定資産税がかかります。
広い駐車場などを有していたり、都市部にあったりするコインランドリーの場合、多額の固定資産税を支払わなければならないかもしれません。
コインランドリーの変動費
コインランドリーの経営では、変動費が重要なポイントとなります。
変動費として考慮すべき経費2つを見ていきましょう。
1.初期費用
コインランドリーを経営するうえで、もっとも大きな支出となるのが初期費用です。
土地の整備、建物の工事、店内の内装、洗濯機や乾燥機、テーブルやイスといった設備を整えるのにはかなりの費用がかかります。
機械をリースするとしても、賃料が毎月かかるでしょう。
一般的に更地からコインランドリーを経営しようと思うと、初期費用として3,000万円ほどかかるとされています。
より集客できるようにインテリアを充実させようとすれば、さらに予算が必要となるでしょう。
2.水道光熱費
コインランドリーは衣類などの洗濯・乾燥を行う場所なので、水道光熱費がかなりかかります。
集客が順調に行えれば、それだけ水道代や電気代は高くなっていくでしょう。
ほとんどお客が入らなかったとしても、店舗を営業するためにはある程度の電気代が必要です。
維持費を抑える方法
コインランドリー経営で初期費用を削るのは難しいものの、維持費を抑える方法はいくつかあります。
たとえば人件費をかけないよう、無人にしたり従業員が常駐する時間を短縮したりできるかもしれません。
清掃やクレーム対応などもオーナー自ら行えば、人件費の節約となります。
フランチャイズの場合にはロイヤリティがかかるため、一から自分だけで経営してみるのも1つの方法です。
コインランドリー経営は始める前に綿密に維持費を計算しよう
コインランドリー経営はとても魅力的ですが、維持費をしっかり計算しておかなければ失敗してしまう恐れがあります。
どのくらいの収入が見込めるのか、それに対して固定費と変動費はどのくらいかを計算し、利益が出ると判断してから具体的なプランを立てるようにしましょう。