コインランドリーの上手な使い方

コインランドリーは一人暮らしをしている方、自宅の洗濯機が壊れてしまった方が一時的に使用するもの、というイメージが一般的かと思われます。
ですが、最近のコインランドリーは様々な使用用途があります。
ここでは便利な使い方から基本的な使い方、更に注意点についてご説明いたします。

コインランドリーの便利な使い方

最近になって、きれいなコインランドリーが増えてきました。これまでのコインランドリーの暗く汚いというイメージを払拭しつつあります。そういった店舗が増えたためか、コインランドリーを利用しているという声も多くなってきました。特に、大型の機器が設置されているため、家では簡単に洗えないカーテンや布団、こたつ布団、カーペットなどの大物を洗うために活用されている方が増えています。

また、大型の乾燥機もあるため、家では干す場所がなかったり、乾くのに時間がかかる布団もお手軽に乾かすことができます。梅雨の時期になると、たまった衣類を家で洗濯をしてコインランドリーで乾燥だけするという使い方もされているほどです。大量に入れることができる最新のコインランドリーならではの便利な利用方法です。

さらにコインランドリーの乾燥機は、ご自宅用の乾燥機よりも高温・短時間で乾燥してくれます。花粉やダニを退治し、衣類もフワッと仕上げてくれるのです。

今回は、そんな便利なコインランドリーの賢い使い方をご紹介いたします。

コインランドリーの基本的な使い方

コインランドリーの使い方としては、乾燥する場合は洗濯機で一度洗ってから乾燥機に入れ替えるのが良いとされています。洗濯物の素材によっては乾燥機が使えないものもあるからです。ただ、全て乾燥機が使用できることが分かっていて、できる限り時間を短縮したい場合や、洗濯物の素材がほぼ同じで縮みなどの心配がない場合は、洗濯乾燥機を使うと効率的です。

まず洗濯物を入れて洗剤を入れます。最近では洗剤や柔軟剤などが自動で注入される洗濯機もあるので確認しましょう。あとはお金を入れてスタートボタンを押すだけです。大体40分で洗濯の工程は終わります。洗い終えたら乾燥機に洗濯物を入れて、お金を投入し、スタートボタンを押します。分厚い生地の洋服だと乾きにくいので、時間を延長して乾燥した方が良い場合もあります。使い方はとても簡単なので、慣れてしまえば便利に活用できます。

コインランドリーでは大半の衣類の洗濯ができます。ただし、傷みやすい素材やビジューなどの装飾がついている衣類などは、破損したり、生地が伸びたり、縮んだりする可能性もあります。衣類についている洗濯タグを確認して、業務用洗濯機で洗濯できるかどうかを判断しましょう。また、お店によってはシューズ専用の洗濯機や乾燥機が設置してあるところもあります。自宅でシューズを洗っても、なかなか汚れが落ちない、干す場所もないという方には便利です。

大きくてかさばるものでも、業務用洗濯乾燥機は容量も大きいので洗濯できますが、羽毛布団など素材によっては洗濯が難しいものもあるので、タグでチェックしておきましょう。

コインランドリーの使い方で注意したいこと

コインランドリーの使い方で注意したい点もあるため、しっかり頭に入れておきましょう。洗濯機は1台で1回いくらというように値段が決まっています。そのため、2台使う、2回に分けて洗うとその分料金がかさみます。

節約のために大量の衣類を無理に1台の洗濯機に詰め込んで洗う人もいるかもしれませんが、詰め込みすぎるとしっかり洗えないこともあります。さらに、乾燥機の場合は容量が多すぎると乾きが悪いので、結局数回乾燥機を回さなければならなくなることも考えておきましょう。無理にたくさんの衣類を詰め込まず、7から8分目位にして2回に分けるか、容量の大きな洗濯乾燥機を使う方が効率的です。また、乾燥機は業務用なので、家庭用よりは温度が高い熱風が出てきます。熱に弱い素材だと傷むリスクがあるので注意が必要です。

最近では、全自動投入タイプの洗濯乾燥機が増えています。自分で洗剤や柔軟剤を入れなくても内蔵されています。それでもお気に入りの香りのものを使いたいという人は、自動投入タイプでないことを確認したうえで持参した洗剤や柔軟剤を使用しましょう。自動投入のタイプに持参した洗剤などを重ねて使用すると、香りがきつくなったり、すすぎで洗剤が落としきれずに衣類に付着してべたついたりするといったトラブルが起こるので、注意しなければなりません。

コインランドリーで洗濯機や乾燥機を使っている間は、いったん自宅へ帰る、買い物するなど用事を済ますことができます。ただ、長時間洗濯物を放置すると、他のお客さんが使えないので迷惑になります。その場を離れるのは構いませんが、洗濯や乾燥の終わる時間には戻ってきて、終わったら速やかに洗濯物を出しましょう。コインランドリーを使う際は、まず店舗内にある使い方などが記載された注意書きをきちんと読んでから使うことが大切です。