スノボウェアやスキーウェアの正しい洗い方を解説
自分の好きなスノボウェアやスキーウェアを着て雪山を滑るのは気持ちがいいですよね。
しかし、使った後のスキー・スノボウェアは正しく洗えていますか?
使った後にしっかり洗わないと、スノボウェアについた汗や皮脂が酸化し、カビや悪臭の原因となってしまいます。
そこでこの記事では、正しいスノボウェアの洗い方を詳しく紹介します。
正しいスノボウェアの洗い方を身につけ、きれいなスノボウェアでウィンタースポーツを楽しんでいきましょう。
スキーウェア・スノボウェアはコインランドリーで洗えるのか
スキーウェア・スノボウェアは洗濯機で洗えるものと洗えないものがあります。
自分が持っているスノボウェアが洗えるかどうかは洗濯表示タグをみると分かります。
洗濯桶のマークがついていれば洗濯機で洗うことが可能です。
洗濯桶に手のマークがついていたら手洗い可、洗濯桶に×印がついていたら洗うことはできません。
自宅の洗濯機やコインランドリーでスノボウェアを洗う場合には洗濯桶のマークが書いてあるかしっかり確認しましょう。
また、スノボウェアに乾燥機は使用してはいけません。
スノボウェアは熱に弱いつくりになっており、乾燥機を使うと生地が傷んでしまいます。
最悪の場合、スノボウェアが破けてしまったり、乾燥機が故障したりしてしまうことも考えられます。
そのため、洗ったスノボウェアは乾燥機以外の方法で乾かすことが重要です。
ちなみに、スノボウェアの代わりにダウンを使うという方もいるかと思います。
あまり転ばないということであれば、使用することは可能です。
ただダウン自体の防水機能は高くないため、別途防水スプレーをかける必要はあるでしょう。
もしスキー・スノボを楽しんでダウンが汚れてしまった場合は、コインランドリーでダウンを洗う方法を確認してみてください。
スキーウェア・スノボウェアの洗い方
スキーウェア・スノボウェアは通常の洗濯物とは洗い方が異なります。
洗濯を始める前に確認すべきこととともに、洗濯機を使用する場合と手洗いをする場合の2パターンを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
洗濯を始める前に
スキーウェア・スノボウェアの洗濯を始める前に確認すべきことがあります。
それは、色落ちのチェックです。
ウェアの端っこなど、目立たない箇所に洗濯洗剤の原液を少し垂らします。
5分~10分ほど経過したら、ティッシュペーパーで洗剤をふき取ってください。
ふき取ったティッシュにウェアの色が付いたら、色落ちする可能性が高いです。
この場合は洗濯機は使わず、クリーニングに出すようにしましょう。
洗濯機を使う洗い方
洗濯表示タグの確認と色落ちチェックを終え、無事洗濯機で洗えることが分かったら、さっそく洗濯に移ります。
洗い方の手順は次の通りです。
洗濯機を使う洗い方の手順
- ウェアのボタンやファスナーをすべて閉める
- 2,3回折りたたみ、洗濯ネットに入れる
- 洗濯表示にあわせ、手洗いコースやドライコースを選択
- 1分間ほど脱水したら終了
小さな洗濯機だと、ウェアの撥水加工が原因で脱水などがうまく行われず、故障してしまう可能性があります。
余裕をもって洗濯をしたい方は、コインランドリーの大きな洗濯機の利用をご検討ください。
手洗いでの洗い方
洗濯機が使えないウェアをお持ちの方や、近くにコインランドリーがない方は手洗いでウェアをお手入れしましょう。
手洗いでの洗い方の手順
- ウェアが丸ごと入る容器にぬるま湯をためる
- ためたぬるま湯におしゃれ着用の中性洗剤を加えて、洗浄液を作る
- ウェアのボタンやファスナーをすべて閉めて2,3回折りたたむ
- 洗浄液にウェアを沈めて、浮かんできたらまた沈めるように押し洗いを20回ほど繰り返す
- 洗浄液を綺麗な水にかえて押し洗いをする。すすいだ水がきれいになるまで繰り返す
- 強すぎない力でウェアをしぼる
- 大きなタオルでウェアをつつみ、少し叩いて脱水する
ちなみに、手洗い中のウェアはむやみに持ち上げないようにしましょう。
水を多く含んだ状態でウェアを持ち上げてしまうと、水圧で生地を傷めてしまう可能性があるからです。
スキーウェア・スノボウェアのシミ抜きの方法
スキーウェアやスノボウェアに、シミがついてしまうこともあるでしょう。
洗濯表示に水洗いマークがあれば、自宅でシミ抜きをすることもできます。
原因別にシミ抜きの方法をお伝えします。
食べこぼし、皮脂汚れ
食べこぼしや皮脂汚れを落とすときに、ぜひ使用していただきたいのが食器用洗剤。
スキーウェア・スノボウェアを広げ、汚れのある部分に洗剤を直接塗り付けていきます。
優しくなじませ、15~20分ほど放置。
その後、40℃前後のお湯で揉み洗いしてください。
1回で取れないときは、何回か繰り返しましょう。
食器用洗剤で上手く除去できないときは、漂白剤を使ってのつけ置き洗いも効果的です。
ただし、変色・色落ちのおそれがあるため、使用する際は、必ず目立たない部分で試し洗いをしておきましょう。
また、食べこぼしの場合、レストランなどで食事中に汚してしまうこともありますよね。
そのようなときは、まず乾いた布で固形物を拭き取り、湿った布で汚れた部分を摘み取るようにしましょう。
その後、帰宅してから、上述のとおり、シミ抜きをし、洗濯していきます。
泥汚れ
泥の付着によるシミは40℃前後のお湯で揉み洗いをしましょう。
泥をお湯で溶かし浮かせるイメージで、優しく手洗いするとよいでしょう。
もし、泥汚れが浮かない場合は中性洗剤に浸し、時間をおいて汚れを浮かすようにしましょう。
泥汚れは、時間がたつと取れにくくなるため、早めに対処した方がよいです。
まず、泥が付いたときに気づいたら、その場で手ではたくなどして、できる限り泥を落としましょう。
乾いた泥に関しては、衣類用ブラシで落とすのが○。
ウェアを傷めないよう、優しく払い落としていくことが大事です。
オイル汚れ
リフトに乗ったときのオイル・油汚れは、自動車のブレーキ用洗剤などのカー用品で落とせます。
まず、油汚れがついてしまったところに溶剤をかけ、歯ブラシで軽くたたきます。
その後、タオルで拭いて汚れを移し、油をとっていきましょう。
一度でとれない場合は、同じことを繰り返します。
油汚れが取れたあと、シミができていると思うので、キッチン用洗剤で取り除いていきましょう。
シミのできた部分に洗剤を塗り付け、少量のお湯をかけ、揉み込んでいきます。
軽くすすいだあと、ウェア全体を洗濯していきましょう。
スキーウェア・スノボウェアの干し方
スキーウェア・スノボウェアは乾燥させるのには非常に時間がかかります。
より効率よく乾かすために干し方にもこだわりましょう。
ジャケットを干す際は、厚みのあるハンガーを使いましょう。厚みで内側に空間を作り、少しでも風通しを良くすることが大切です。
ズボンは筒状になるように干します。
ジャケットと同様に内側に空間を作ることで、早く乾燥させることができます。
やってはいけない干し方は、ストーブの近くで干す方法です。
スキーウェア・スノボウェアは熱に弱く火災の原因にもなりえるため、火元から離れた通気性の良いところで干すことがおすすめです。
スキーウェア・スノボウェアを長持ちさせる保存方法
スキーウェア・スノボウェアを長持ちさせるために、乾いたら撥水スプレーを全体に吹きかけるようにしましょう。
吹きかけた撥水スプレーが乾いたら、再び撥水スプレーを吹きかけ、その工程を5回ほど繰り返します。
撥水スプレーを吹きかけ終わったウェアはハンガーにかけたまま保存します。
その際通気性のよい場所や、よく開け閉めをするクローゼットにしまうことをおすすめします。
そうすることで、保存中のウェアにカビが発生するのを防ぐことが可能です。
このように丁寧なお手入れをしていても、ウェアは少しずつ劣化していきます。
長く使用したウェアからは、コーティング剤が白い粉となってぽろぽろと落ちてくることがあります。
ウェアのコーティング剤が剥げてくるのは、撥水性や防水性が著しく落ちている証拠です。
新しいウェアへの買い替えをご検討ください。
スキーウェア・スノボウェアはコインランドリーで洗って家で干すのがおすすめ
いかがでしたでしょうか。
ウェアは使用後にちゃんと洗濯をしないと、みるみるうちに劣化していきます。
今回紹介したように毎回のお手入れを欠かさないようにしましょう。
自宅でもコインランドリーでも洗うことができますが、小さな洗濯機で洗うと脱水などがうまくできずに洗濯機が故障する場合があります。
余裕をもって洗濯するなら、コインランドリーのご利用がおすすめです。
また、ウェアは熱に弱いため、乾燥機は使用せずに持ち帰って通気性の良い場所で干してください。
お近くのコインランドリーをお探しなら、コインランドリーピエロがおすすめです。
毎日のランドリー清掃と専門オペレーターがいるので、初めての方も安心してお使いいただけます。