生乾き臭の原因とニオイを抑える方法
生乾きの洗濯物のニオイが苦手という方も少なくないと思います。
なぜ洗濯したのに、生乾き臭がするのでしょうか?
生乾き臭を防ぐのに効果的な方法とは?
ここでは、イヤな生乾き臭を取り除くためにしておきたい7つのことをお伝えします。
生乾き臭の原因
なぜ生乾き臭がするのでしょうか。原因は、雑菌が繁殖しているから。
洗濯物に水分が含まれたままだったり、汚れや汗が落ち切っていなかったりすると、生乾き臭の原因となる雑菌が増殖していきます。
雑菌の繁殖により、生乾き臭は発生しているのです。
生乾き臭を防ぐ洗濯術
生乾き臭をなくすにはどうすればいいのでしょうか?
ここでは、生乾き臭を防ぐために効果的な7つの方法をお伝えします。
一回で洗濯する量を減らす
洗濯機のなかに多くの衣類を詰め込み過ぎると、一枚あたりの洗浄力が低下してしまいます。
複数回に分けて洗濯するようにして、汚れをしっかり落としていきましょう。
洗濯機に入れる前に下洗いをする
泥汚れや排せつ物、油などの目立つ汚れは、洗濯機に入れる前に予洗いしておきましょう。
泥汚れの場合は、泥を叩いて落としてから、手で揉み洗いします。
排泄物等は、まず汚れをキッチンペーパーなどで取り除きます。
そして、汚れた部分を水洗いしましょう。
油汚れの場合、まず汚れの付いた服を約60℃のお湯の中に入れます。
そして、専用洗剤を入れて、1時間ほどつけ置き洗いしましょう。
つけ置き洗いでも取れないときは、取り出したあと、ブラシでこすって汚れを落としていきます。
酸素系漂白剤を使用する
酸素系漂白剤は通常の漂白剤に比べて、殺菌力が強く、雑菌の繁殖を抑えてくれます。
酸素系漂白剤には、粉末タイプと液体タイプがありますが、粉末タイプがおすすめ。
粉末タイプは、溶かしてから使用するのが鉄則。
40℃くらいのお湯に溶かしてから、洗濯機に投入しましょう。
ただし、粉末タイプは水洗いできない素材に対しては使用できないため、注意が必要。
毛や絹などを洗濯する際は、液体タイプを利用しましょう。
重曹につける
生乾き臭防止のため、重曹によるつけ置き洗いをすることも効果的です。
容器に、40℃くらいのお湯と重曹を投入し、ニオイを防止させたい服を入れるだけ。
お湯10リットルに対して、重曹は大さじ1が目安です。
30~60分ほどつけ置き洗いして、しっかり風通しのいいところで干せば、ニオイが取れるでしょう。
乾きやすい衣類を購入する
乾きやすい生地の衣類を購入することも、生乾き臭防止につながります。
速乾性の高い生地の代表がポリエステル。
生産量の多い合成繊維の一つで、吸水性が高くないため、水に濡れてもすぐ乾くといった特徴があります。
お風呂の残り湯を「すすぎ」には使用しない
節水のため、お風呂の残り湯を利用している方もいると思います。
残り湯のなかでは雑菌が繁殖していますので、「洗い」には使用しても、「すすぎ」には使わないようにしましょう。
洗濯槽を洗浄する
洗濯機にも、石けんカスやホコリ、水アカ、カビなどの汚れが付いています。
汚れまみれの洗濯槽で洗濯しても、キレイにならないのは当然。
それどころか、雑菌が繁殖してしまい、生乾き臭の原因となってしまいます。
そのため、洗濯槽も定期的にお手入れしましょう。
コインランドリー
コインランドリーの乾燥機を使用するのも、生乾き臭対策として有効です。
というのも、コインランドリーの乾燥機は高温風を使って乾燥させるため、熱の力でダニや雑菌を退治してくれるのです。
家庭用の乾燥機を所持している家もあると思いますが、家庭用乾燥機では最高60℃くらいまでしか上がらないため、すべてのダニ・雑菌を死滅させることはできません。
しかし業務用乾燥機の場合、80℃以上の高温乾燥ができるため、ほぼすべてのダニ・雑菌を取り除くことができます。
ほか、花粉やハウスダスト対策としても効果的です。
月に1回ぐらいのペースで利用して、ぜひ家の中の洗濯物を雑菌から守ってください。
コインランドリーを使って、生乾き臭を防ごう
生乾き臭についてお伝えしました。
生乾きのときのイヤなニオイを取り除きたい方も多いと思います。
キレイに洗濯・乾燥すれば生乾き臭はつきませんが、そこまで手間暇をかけられないという方もいるでしょう。
そのような場合は、月に1度のペースでかまいませんので、コインランドリーを利用してみてはいかがでしょうか。
衣類についたダニ・雑菌を、ほぼすべて取り除いてくれますよ!