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コインランドリーのエアコン清掃は業者への依頼がおすすめ?

2023年3月10日
エアコン清掃のイメージ

コインランドリーでは、衣類などの大量のほこりが空気中に舞い、エアコンのフィルターなどに汚れが蓄積しやすい環境です。しかし、エアコン掃除は面倒なため、定期的には清掃していないオーナーの方も多いのではないでしょうか。

エアコンを清掃しないと電気代の高騰や異臭、最悪の場合は健康被害につながるおそれがあります。そこで、今回はコインランドリーのエアコン清掃をどうすればいいのか、詳しく解説します。

コインランドリーのエアコンを掃除しないままだとどうなる?

コインランドリーのエアコンを掃除しないままにしておくと、さまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。

エアコンが効きづらくなる

エアコンは清掃しないと、網目状のフィルターに汚れが詰まり、効きづらくなってしまいます。エアコンのフィルターは、空気に含まれているごみやほこりを吸い込む役割がありますが、掃除しないままにすると空気の吸い込みが悪くなるのです。

電気代が高くなる

エアコンのフィルターが汚れたまま運転すると、一般的に電気代が高くなります。フィルターが目詰まりすることで、風の通り道がふさがってしまいますが、常にエアコンを使用していると風の力が弱くなったことに気づきにくくなります。

よって過ごしやすい室温にするために、温度を冬の場合は高く、夏の場合は低く設定してしまい、電気代が高くなるのです。

コインランドリーの店舗の場合は、一般家庭の室内よりも広いことが多く、一定の温度に設定していても空調が利いておらず、トラブルにつながる可能性もあります。

エアコンから異臭が発生する

エアコンから異臭が発生することもあります。エアコンの異臭の原因は、フィルターに付いたカビが原因であることがほとんどです。

また、梅雨から夏の時期にかけてエアコンを使用すると、夏特有の湿った空気を吸収するので、結露ができやすくなります。そこにほこりが溜まってしまうと、カビができるため、異臭が発生してしまうのです。

さらにタバコを吸うことのできる場所であれば、タバコの煙も吸収して付着しやすいです。ほかには生活臭なども吸収し、臭いの原因になります。

健康被害を及ぼす可能性がある

掃除しないまま使用すると、健康被害を及ぼす可能性があることも頭に入れておきましょう。カビの付いたフィルターを使用し続けていると、カビの胞子を含んだ風を部屋に送り込んでいることになります。

カビの胞子は真菌類という微生物の一種で、アレルギー皮膚炎などの肌荒れ、鼻炎などを引き起こす原因になります。最悪の場合は、真菌症になるおそれもあります。

エアコンを掃除しないと、これらの健康被害を及ぼす可能性もあることを知りましょう。カビを発生させないためにも、定期的なメンテナンスを心がける必要があります。

故障につながる

エアコンを掃除しないまま使用すると、故障につながる可能性もあります。エアコンのみならず、電化製品は汚れの蓄積が原因で故障するケースが多いです。

頻繁に使用するエアコンであれば、1か月に一度は掃除をするべきでしょう。毎日使用する場合は、2週間に一度は掃除をして清潔に保つことをおすすめします。

コインランドリーのエアコンを掃除する場合の注意点

ここでは、コインランドリーを経営するオーナーに向けて、エアコンを掃除する際の注意点を3つご紹介します。

掃除前に電源プラグを抜く

掃除の前には、必ず電源プラグを抜いてから掃除するようにしましょう。電源プラグを抜かないと、感電やけが、ショートにつながるおそれがあります。ショートしてしまうと、火花が散ったりする可能性があるので大変危険です。

フィルターの掃除をするためには、水やスプレーを使用することが多いと思います。電気系統に水やスプレーがかからないように注意して掃除するようにしましょう。

また、一部のエアコンは、フタの内部にも電気系統があります。事前に取扱説明書などを読んでおくと、安心して掃除に取り掛かれるでしょう。

内部の汚れまで自分で掃除しないようにする

エアコンの自分自身で掃除することができる部分は、主に外装(カバー)やフィルター、フィンなどの表面部分だけになります。内部の汚れを取るためには、エアコンの分解が必要になる場合が多いです。

しかし、エアコンの構造は非常に複雑であるため、自力で内部の分解をすると元に戻せなかったり、故障させてしまったりするリスクもあります。よって、専門の知識がない限りは、内部の汚れまで自分で掃除することは避けましょう。

フィルターを十分に乾かす

水やスプレーなどでフィルターの掃除をしたあとは、フィルターを十分に乾かしましょう。フィルターを掃除したあとは、フィルターの前後から乾いたきれいなタオルなどで拭いておくことをおすすめします。

濡れたままのフィルターをエアコンに取り付けてしまうと、エアコン内でカビが増殖する原因になります。カビが増殖すると、異臭や健康被害につながる可能性もあります。必ず乾ききったフィルターを取り付けるようにしてください。

コインランドリーのエアコン清掃は業者への依頼がおすすめ

結論から言うと、コインランドリーのエアコン清掃は業者への依頼がおすすめです。エアコンは自分自身で清掃できる場所に限界があり、内部は業者でないと汚れの掃除が難しい場合がほとんどだからです。

また、エアコンを掃除する際に使用するアルコールなどの溶液は、誤った使い方をすると発火やエアコンの破損につながるおそれがあります。

火災事故の発生や死亡事故につながったケースもあるので、エアコン清掃は正しい知識と、豊富な経験を持つプロに任せるべきでしょう。

依頼すれば定期的にメンテナンスを行ってくれる業者もあります。コインランドリーのオーナーの方は、自身の業務の負担を軽減することもできるので、業者の依頼を検討してみてください。

まとめ

今回はコインランドリーのオーナーの方に向けて、エアコンを清掃する必要性と掃除方法などを詳しくご紹介しました。エアコンを掃除しないまま使用することは、まさに百害あって一利なしです。健康被害や異臭の予防のために、こまめな掃除が必要でしょう。

自身でエアコンを清掃する際には、外部のフィルターなどを掃除する際には電源プラグを抜く、フィルターを戻すときには、十分に乾かしてから戻すことを頭に入れておきましょう。

また、エアコンの掃除は、内部の汚れなどは自分で掃除することが困難です。

「電気代が高い気がする」「エアコンから異臭がする」といったお悩みを抱えているオーナーの方は、業者へ依頼してみてはいかがでしょうか。

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