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コインランドリー経営の仕事内容と業務負担を軽減する方法

2023年3月10日
コインランドリーの写真

街中でよく見かけるコインランドリーですが、無人で経営されている店舗も多く、仕事内容はどんなものか想像が難しいのではありませんか?仕事内容を知らずに経営をはじめてしまうと、業務量の多さに驚いてしまうかもしれません。

事実として、コインランドリー経営の仕事内容は多岐にわたります。そこで今回は、コインランドリー経営の仕事内容を詳しく解説します。また、業務負担を軽減する方法もご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

コインランドリー経営の仕事内容

コインランドリー経営はどんな仕事があるのでしょうか。ここではコインランドリー経営の仕事内容を詳しく解説します。

店舗内外・設備の清掃

まず、店舗内外・設備の清掃があります。コインランドリー経営の仕事のなかで一番想像しやすいのが、清掃でしょう。コインランドリーは洗濯物を洗う場所であるため、使用する洗濯機はもちろん、店舗内外を清潔に保つ必要があります。

洗濯をしている間は、店内で待つお客さんもいるため、店内の清潔感は重要です。具体的な清掃箇所は、店舗内外とランドリー設備の2つに分けることができます。

店舗内であれば、主に床や窓、テーブルの上などです。トイレを設置しているコインランドリーの場合は、定期的なトイレ掃除も必要になります。

店舗外は、店舗の入り口のドアや、店舗前の道路などを掃除する必要があります。入り口のドアを清潔に保つなど、入りやすい外観にすることが大切です。

ランドリー設備については、とくに定期的な清掃が必要です。乾燥機のフィルターについたごみを取り除いたり、機器の外側についた手垢などの汚れを拭いたりしなければなりません。

また、機器の内部にガムや、小銭などがないかどうかチェックも行いましょう。とくに小銭が機械の中に残っていると、洗濯を行っている際に内部で小銭が飛び、機器の破損につながる可能性があるので、注意が必要です。

近年は、ワイヤレスイヤホンなども誤って洗濯してしまうお客さんがいます。設備を長期的に使用するためにも清掃は大切です。怠らずにメンテナンスを心がける必要があるでしょう。

金銭管理

コインランドリーの両替機や、コインボックスから紙幣を回収したり、硬貨を補充したりする仕事です。硬貨が補充されていないと、おつりが出ないといったトラブルにつながる可能性があるので、定期的な集金を心がけましょう。月に2~4回ほどが目安です。

売上金管理

集金した金銭を、月々の売り上げとして管理することもオーナーの仕事です。当然経営を続けていく上で、売上金の管理は欠かせません。売上金を計算し、場合によっては売り上げを伸ばすための施策を考えることが必要になります。

消耗品管理

消耗品の管理も仕事の一つです。リピーター客を増やす施策としてプリペイドカードなどを導入する場合はプリペイドカード、店内で使用する洗剤の自動販売機などを補充する必要があります。

洗剤などの消耗品を切らしてしまうと、顧客に不便を強いることになり、顧客離れにつながるおそれもあります。

スタッフ管理

もし、店舗の管理をオーナー自身ではなくスタッフを雇用して行う場合は、スタッフの採用と採用後のシフト管理をオーナーの仕事です。スタッフがひとり前の仕事ができるようになるまでは、スタッフの教育や指示なども必要です。

セキュリティ対策

コインランドリーは、24時間営業している店舗も多く、盗難や器物損壊のリスクがあります。セキュリティ対策として、近年は防犯カメラを設置し、警備会社との連動による常時管理がメインになっています。

しかし、顧客に何かあった場合は、オーナーに連絡が入る可能性も大いにあります。何かあったときには、現場に行かなければならないこともあるため、現場の近くに住むなどの工夫が必要になるかもしれません。

トラブル対応

両替機に金銭が詰まった、機器が故障した場合にはトラブル対応が求められます。場合によっては、クレーム対応などをする必要があるでしょう。

コインランドリーの経営体制にもよりますが、フランチャイズで店舗を経営している場合は、コールセンターが対応をしてくれます。しかし、オーナーに最終判断を尋ねる電話などが掛かってくることもあるので、臨機応変な対応が求められます。

コインランドリー経営の業務負担を軽減する方法

紹介したようにコインランドリー経営の仕事は数多くあります。業務すべてをオーナー自身で行ってしまうと負担に感じてしまうかもしれません。業務の負担を軽減するための方法をご紹介します。

スタッフを雇う

ひとりで業務をこなすことが難しい場合は、スタッフを雇う方法が考えられます。清掃や、補充などはスタッフを雇うことによって、オーナーの負担を軽減できるでしょう。たとえば週の半分の業務をスタッフに任せれば、単純計算では業務量も半分になります。

実際には、オーナーにしかできない金銭管理や売上金管理などもありますが、清掃や補充業務を任せることができれば、オーナー自身も必要な業務に集中できるでしょう。

コインランドリーの清掃は重労働ではないため、パートタイマーの仕事として魅力的です。また専門的な知識も不要なため、採用自体はそこまで難しくないでしょう。

フランチャイズ経営する

フランチャイズ経営を行い、業務の一部をサポートしてもらう方法もあります。フランチャイズ経営であれば、細かい業務を代行サポートしてもらえるでしょう。たとえば、定期的な清掃や補充、機器のメンテナンスや問い合わせ対応をサポートしてもらうことができます。

個人経営の場合、自由度は高いですが、スタッフを雇用しない限り業務をオーナー自身で行う必要があります。

いっぽうフランチャイズ経営は、充実したサポートをしてもらいながらコインランドリーを経営できる点が魅力です。ただ、その分ロイヤリティは発生するため、支払う金額と売り上げなどを想定したうえで、加盟するかどうか検討する必要があるでしょう。

まとめ

今回は、コインランドリー経営の仕事内容と業務を負担する方法を詳しくご紹介しました。コインランドリー経営の仕事内容は清掃や売上金管理、トラブル対応など、多岐にわたることが分かったと思います。

オーナー自身ですべて業務を行うこともできますが、想像以上に負担が多いと感じた方は、スタッフの雇用やフランチャイズ経営を検討してもいいでしょう。

コインランドリーは、働き方改革の影響もあり、これからも注目されるビジネスです。ぜひオーナーとして、コインランドリー経営に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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