コインランドリーに設置されている機材の特徴を解説
コインランドリーは、衣類などを洗濯・乾燥するだけの同じ機材が並んでいると思われがちですが、実はさまざまな種類の機材が設置されています。
洗濯のみ、洗濯・乾燥までが全自動、乾燥のみ、シューズ類専用など、利用者のニーズに合わせたコインランドリーの機材について、その特徴や使い方を解説します。
コインランドリーに設置されている機材の特徴と使い方
コインランドリーに設置されている機材は、それぞれに特徴があります。使い方を誤ると、きれいに洗い上がらないばかりか、洗濯した衣類などを傷めてしまうことにもなりかねません。
ここでは、主な機材の特徴と使い方をご紹介します。
コイン式全自動洗濯乾燥機
コイン式全自動洗濯乾燥機は、コインランドリーにおいてはもっとも一般的で、設置台数も多い機材です。ドラム式で手前にふたが開くため、洗濯物の出し入れがしやすいこと、洗い・すすぎ・脱水・乾燥までがこれ1台で完了することが特徴です。
また、洗濯物を入れる前にドラム洗浄をすることができるため、常に清潔な状態で洗えるのもポイントといえます。ただし、乾燥機にかけられない衣類には使えないため、注意しましょう。
コイン式全自動洗濯乾燥機の使い方
洗濯物を入れる前に、ドラム洗浄をします。そのあと洗濯物を入れて洗濯コースを選択し、料金を投入します。乾燥が終わるまではふたがロックされるため、終了まで店内または店外で待ちましょう。
コイン式全自動洗濯機
洗い・すすぎ・脱水までを自動で行うのが、コイン式全自動洗濯機です。乾燥機にかけられない衣類などを洗濯する場合は、こちらを選ぶとよいでしょう。
コイン式全自動洗濯機の使い方
使い方はコイン式全自動洗濯乾燥機と同じですが、脱水までで終了するため、必要に応じて乾燥機に移すか、そのまま持ち帰って、自宅で干します。
脱水が終わるまではふたがロックされるため、終了まで店内または店外で待ちましょう。
コイン式渦巻き洗濯機
コイン式渦巻洗濯機は、ドラム型洗濯機が出回る前に普及していた縦型の全自動洗濯機です。洗濯槽が回転することによって発生する水流で、洗濯物を洗います。
7Kg程度までの洗濯物に対応しているものが多く、比較的低料金であることも特徴のひとつです。
コイン式渦巻き洗濯機の使い方
使い方はコイン式全自動洗濯機とほぼ同じですが、縦型なので洗濯物は上から出し入れします。また、乾燥機は付いていないため、必要に応じて乾燥機に移して乾燥してください。
脱水が終わるまではふたがロックされるため、終了まで店内または店外で待ちましょう。
コイン式ガス衣類乾燥機
コイン式ガス衣類乾燥機は、乾燥のみを行う機材です。とはいえ、ガス式なので、家庭用の電気式乾燥機よりパワーが強く、短時間で乾燥させることができます。
また、高温の風で乾かすため、濡れた洗濯物だけでなく、布団類のダニ退治にも効果的です。ただし、乾燥機が使えないものには使わないようにしてください。
コイン式ガス衣類乾燥機の使い方
ドラムリフレッシュでドラム内をきれいにします。そのあと乾燥したい衣類などを入れてふたを閉め、乾燥コースを選択したあと、料金を投入します。
乾燥が終わるまではふたがロックされるため、終了まで店内または店外で待ちましょう。
スニーカーランドリー
泥汚れの多いスニーカーは、自宅で洗うと排水管が詰まるという懸念があります。さらに、乾きが遅いため、すぐに履きたくても履けないといった悩みも少なくないでしょう。
そんなときに重宝するのが、スニーカーランドリーです。
スニーカーランドリーは、スニーカーやスリッパなど水洗いのできるシューズ類専用の洗濯機材です。ブラシと靴専用の洗剤を使うので、自宅で洗うには少々面倒なスニーカーも、きれいに洗いあげることができます。
スニーカーランドリーの使い方
シューズを入れる前に、洗濯槽シャワーボタンを押して洗濯槽をきれいにします。
そのあとブラシがきちんとシューズの所定の位置に当たるようにセットします。このとき、洗濯途中で靴紐がブラシなどに絡まってしまうのを避けるため、靴紐はしっかり結んでおきましょう。
洗濯後の脱水や乾燥は、自動的に行われる機材もありますが、必要に応じて追加したり、乾燥機に移したりする必要がある機材もあります。
敷布団乾燥機
コインランドリーのなかには、敷布団を丸ごと乾燥できる敷布団乾燥機が設置されているケースがあります。敷布団にはアレルゲンの原因となるダニやカビの発生しやすい条件が整っています。
コインランドリーに設置された敷布団乾燥機であれば、20~30分ほどで乾燥が完了するたび、忙しい方であっても敷布団を清潔な状態に保てます。
敷布団乾燥機の使い方
敷布団乾燥機に敷布団を入れてスイッチを押せば乾燥がスタートします。コインランドリーによって異なりますが100円で5分ほどの乾燥が可能です。
また、敷布団乾燥機のなかには、敷布団を開いた状態で乾燥できる物もあります。このような敷布団乾燥機であれば、表裏で乾燥させることができます。
機材の特徴と使い方を理解してコインランドリーをかしこく利用する
家庭では洗濯できない大きなものを洗濯したい、自宅に洗濯機がない、自宅に干す場所がないなど、さまざまな理由でコインランドリーを利用する方がいらっしゃいます。
コインランドリーには、専用の機材が揃っているため、家庭で洗うよりも満足のいく仕上がりになることが多いです。しかし、そのためには、各機材の特徴を理解して、正しい使い方をする必要があります。
この記事を参考に、かしこくコインランドリーを利用してください。