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コインランドリー乾燥機の温度は何度?衣類別の最適設定と失敗しない使い方

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乾燥のコツ
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「コインランドリーの乾燥機って何度くらいなの?」「大切な服が縮んだり傷んだりしないか心配…」

そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。コインランドリーの乾燥機は最高80度の高温で稼働しますが、適切な温度設定を知ることで、衣類を傷めることなく理想的な仕上がりを実現できます。

この記事では、乾燥機の温度設定の基本から衣類別の最適な使い方、失敗を防ぐコツまで、コインランドリー利用時に必要な情報をすべて解説します。

コインランドリー乾燥機の基本温度

標準的な温度範囲

コインランドリーの乾燥機は、一般的に50〜80度の範囲で稼働します。この高温により、以下の効果が期待できます。

高温乾燥のメリット

  • 短時間での完全乾燥(30〜90分程度)
  • ダニ・雑菌の死滅効果(60度以上で効果的)
  • ふんわりとした仕上がり(繊維がほぐれる)
  • 生乾き臭の完全除去

温度設定の種類と特徴

現代のコインランドリーでは、多くの機種で温度設定が可能です。一般的な設定は以下の通りです。

高温設定(70〜80度)

適用衣類

  • 布団・羽毛布団
  • 毛布・ブランケット
  • バスタオル・厚手のタオル
  • ジーンズ・厚手の綿製品

注意点

  • デリケートな素材は避ける
  • 色落ちの可能性がある濃色衣類は要注意

中温設定(60〜70度)

適用衣類

  • 綿100%のシャツ・Tシャツ
  • 厚手のポリエステル製品
  • 作業着・ユニフォーム
  • 子供服(天然素材)

注意点

  • ニット類は避ける
  • プリント部分の劣化に注意

低温設定(50〜60度)

適用衣類

  • デリケートな下着類
  • レース・シルク製品
  • 化繊素材(ポリエステル、ナイロン、アクリル)
  • ストレッチ素材
  • フリース・セーター

注意点

  • 乾燥時間が長くなる
  • 完全な除菌効果は期待できない

乾燥機使用時の注意点

乾燥機使用NGアイテム

絶対に入れてはいけないもの

  • レザー・皮革製品(硬化・ひび割れの原因)
  • ゴム・プラスチック部品付き(溶解・変形リスク)
  • 接着剤使用の装飾品(剥がれ・溶解)
  • 防水・撥水加工品(コーティング剥離)
  • オイル類の付着した物(発火の恐れ)

要注意アイテム

  • ビーズ・スパンコール付き(装飾の脱落)
  • 金属ファスナー(高温で変色の可能性)
  • 濃色の新品衣類(色移り・色落ちリスク)

事前チェックポイント

洗濯表示の確認

  • タンブラー乾燥禁止マークがないかチェック
  • 温度制限の表示を確認
  • 素材表示で判断に迷う場合は低温を選択

ポケットチェック

  • ティッシュ・レシートなどの紙類除去
  • ライター・電子機器の完全除去
  • コイン・鍵などの金属類除去

クールダウン機能の重要性

クールダウン(CD)とは

乾燥終了後、機械が自動的に衣類を冷却する機能です。「CD」「COOL DOWN」などと表示されます。

クールダウンの効果

  • 衣類の急激な温度変化を防止
  • シワの定着を防ぐ
  • 静電気の発生を抑制
  • 縮み・変形のリスク軽減

避けるべき取り出しタイミング

  • CD中の途中取り出し(高温状態)
  • CD完了から30分以上放置(シワの定着)

失敗しないための実践テクニック

効率的な乾燥のコツ

容量の最適化

  • 乾燥機容量の70〜80%が理想
  • 詰め込みすぎは乾燥ムラの原因
  • 大物と小物を組み合わせて空間を有効活用

仕分けテクニック

  • 同じ温度設定の衣類をまとめる
  • 厚さ・重さの近いもの同士で組み合わせ
  • 色移りリスクを考慮した分類

トラブル回避策

縮み対策

  • 初回は低温設定で様子見
  • 取り出し後すぐに形を整える
  • 伸ばしながら干す(必要に応じて)

シワ対策

  • 乾燥(クールダウン)終了と同時に取り出し
  • 軽く振りさばいてからたたむ
  • ハンガーにかけて余熱で仕上げ

静電気対策

よくある質問

コインランドリーの乾燥機で衣類が縮むことはありますか?

素材と温度設定によります。天然繊維(綿・ウール)は高温で縮みやすく、化学繊維は比較的縮みにくいです。初回は低温設定で試すことをおすすめします。特にニット類やデリケート素材は家庭での自然乾燥が安全です。

ダニ退治効果は本当にありますか?

はい、60度以上の高温で効果的です。コインランドリーの乾燥機は最高80度に達するため、ダニ・ノミ・雑菌の死滅効果が期待できます。布団や毛布のダニ対策には非常に有効で、60分以上の高温乾燥で確実な効果を得られます。

柔軟剤は使える?

コインランドリーでは、柔軟剤は自動で投入されるため不要です。
詳しくはこちら
コインランドリーに柔軟剤を持参する必要はある?適切な使い方と注意点を徹底解説

家庭用洗剤で洗った衣類も乾燥できる?

はい、問題ありません。ただし、漂白剤や柔軟剤の残留によって乾燥効果が変わる場合があります。特に柔軟剤を多く使用した衣類は乾燥時間が長くなる傾向があります。

まとめ:コインランドリー乾燥機を安心して活用しよう

コインランドリーの乾燥機は50〜80度の高温で稼働し、適切な温度設定により様々な衣類を安全に乾燥できます。

成功のための3つのポイント

  1. 衣類の素材に応じた温度選択
    天然繊維の厚手:高温(70〜80度)
    一般的な衣類:中温(60〜70度)
    デリケート素材:低温(50〜60度)
  2. 事前準備とチェック
    洗濯表示の確認
    ポケット内の完全除去
    適切な容量での使用
  3. クールダウン完了まで待つ
    CD表示の確認
    適切なタイミングでの取り出し
    取り出し後の即座の整理

これらを守ることで、コインランドリーの乾燥機を安心して活用し、家庭では得られないふんわりとした仕上がりを実現できます。

特に布団や毛布のダニ対策、梅雨時期の大物洗濯、時短での衣類ケアには、コインランドリーの乾燥機が非常に有効です。

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