ランドリーお役立コラム

タオルやバスタオルのニオイの原因とリセットする方法

2022年3月10日
衛生・におい
ニオイの原因

洗濯したばかりのタオルなのに、なんだかクサい……。

洗濯機から取り出したとき、愕然としたことのある方も多いのではないでしょうか。

なぜ洗ったばかりのタオルなのに、臭いがするのでしょうか?

臭いの発生を抑止する方法や、ついてしまった臭いを消す方法とは?

タオルについてしまった臭いについてお伝えします。

臭いを抑えたいと思っている方は、ぜひご覧ください。

タオルのニオイの原因

タオルの臭いは何が原因なのでしょうか?

タオルが臭う原因は、洗い落とせなかった皮脂やたんぱく質などの汚れと、そこから繁殖した雑菌。

なかでも有名なのが、部屋干し臭とも呼ばれる臭いを発する“モラクセラ菌”です。

モラクセラ菌は、私たちの鼻や口の粘膜などあらゆるところにいる菌で、湿度(80~85%)や気温(30~40℃)といった条件がそろうことによって大きく増加します。

ほかにも、汗臭い臭いを発する“マイクロコッカス菌”やアンモニア臭を出す“黄色ブドウ球菌”などがあります。

タオルのニオイの予防法

タオルの臭いを予防する3つの方法をお伝えします。

洗濯物をため込みすぎない

洗濯物を週末などにまとめて洗う方も少なくないと思います。

しかし、使ったタオルはできるだけ、すぐ洗いましょう。

濡れたままのタオルそのまま放置してしまうと、雑菌がどんどん繁殖してしまいます。

また洗濯物の容量は全体の70%ぐらいが適量といわれており、それ以上ぎゅうぎゅうに詰め込むのはNG。

詰め込み過ぎると、なかの洗濯物同士が摩擦しづらくなり、汚れが落ちにくくなってしまいます。

洗剤を入れすぎない

洗濯用洗剤を入れるほど、衣類がキレイになる。

そう思い込んでいる方もいますが、間違っています。

洗濯用洗剤の入れすぎは、衣類にダメージを与えるだけでなく、洗濯槽のカビ(汚れ)の原因にもなってしまいます。

洗剤は規定の量を守るようにしましょう。

すぐに乾かす

タオルの臭いを防ぐためにも、洗濯物はなるたけ素早くしっかり乾かしましょう。

干すときは洗濯物の間隔を開ける、裏返して干す、逆さに干すなど基本的な事項をまずは守って。

ほかにも、洗濯物を早く乾かすための方法は色々とあります。

例えば、脱水の前にいったん洗濯機を止め、乾いたタオルを入れてみてください。

乾いたタオルがほかの洗濯物の水分を吸って、すぐさま乾きやすくなります。

また洗濯物を干すスペースの下に、新聞紙を敷き詰めるのも効果的。

新聞紙が除湿器の役割を果たしてくれます。

エアコンの除湿モードを稼働させた状態で干すのも、早く洗濯物を乾かしたいときに有効ですね。

ほかにも、扇風機やサーキュレーター、ドライヤーなどを利用するのもいいと思います。

タオルのニオイをリセットする方法

タオルの臭いをリセットする方4つの方法をお伝えします。

煮沸する

煮沸させることで、タオルの臭いは取れます。

鍋のなかにタオルの重量の10倍ほどのお湯を入れ、沸かし、洗濯石けん(洗剤はNG)または酸素系漂白剤を少々、タオルと一緒に入れましょう。

そして、軽く沸騰する程度の火力で、3~10分ほど煮沸させます。

生地によっては、煮ることで傷んでしまうこともあるので、注意が必要です。

お湯に浸ける

60℃以上のお湯に浸けるだけでも、殺菌効果はあります。

洗面器などに60℃くらいに温めたお湯をため、なかにタオルを入れ、20分ほど浸け置きしましょう。

浸けている間、お湯が冷めてしまうため、温度が下がらないよう差し湯をすることが大事です。

アイロンをかける

臭いの元となる雑菌は60℃以上の高温で死滅するため、アイロンをかけるのも効果的です。

アイロンを高温に設定したあと、タオルを1カ所あたり1~3秒ほどあてがいましょう。

生地によっては、傷んでしまうこともあるので、アイロンをかけても問題ないか、洗濯マークを必ず確認することをおすすめします。

コインランドリーで乾燥させる

コインランドリーの乾燥機で乾燥させるのも、臭い対策として有効です。

高温熱風で雑菌を消滅させるうえ、タオルの生地もフワフワになるため一石二鳥。

手軽にできるので、たくさんの洗濯物を乾かしたいときは、ぜひコインランドリーを活用してみてください。

タオルのニオイが気になるときは、コインランドリーを使おう

気になるタオルの臭いについてお伝えしました。

湿ったタオルからする、イヤな臭い……。

「洗濯したばかりなのに……」とガックシきてしまう人も多いと思います。

そのようなときは、コインランドリーの乾燥機などを使って、ぜひとも高温殺菌してください。

臭いの元となる菌たちは、高温に弱いです。

定期的に高温殺菌することで、臭いの原因となる菌たちを死滅させましょう。

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