FCオーナー向けコラム

コインランドリーの開業に活用できる補助金や助成金を徹底解説

2021年12月3日
補助金や助成金解説の図

コインランドリーは小規模店舗でも経営できるため、土地にかかるコストを少なくできますが、洗濯機や乾燥器などの機械を購入するコストはかかります。
そこでおすすめなのが、補助金や助成金を活用することです。
この記事では、コインランドリー経営の特徴とコインランドリー事業を始めるときに活用できる補助金や助成金を解説しています。

コインランドリー経営は小規模経営ができる

コインランドリー経営とは、店舗に洗濯機や乾燥機を設置して設備の利用料を取るビジネススタイルです。
基本的にお客様が自分で洗濯機などを操作するため、無人でも経営できるのが特徴です。

また、機械を設置できるスペースがあれば小規模の店舗でも経営が可能で、テナントやビルの空いているスペースをコインランドリーとして利用するケースもあります。

コインランドリー経営の特徴

コインランドリー経営の特徴は以下の2つがあります。

● コインランドリー市場が伸びている

● ほかの店舗と差別化が難しい

それぞれ詳しく解説します。

コインランドリー市場が伸びている

近年、コインランドリーの需要が増しています。
これまでのコインランドリーのターゲットは、洗濯機を所持していない1人暮らしの学生や社会人でした。
しかし、共働き世帯が増えた影響で毎日平日に洗濯するのが難しい家庭が増えています。

その影響で週末にまとめてコインランドリーで洗濯する家庭が増えており、1人暮らし以外の利用者も増えてきています。

ほかの店舗と差別化が難しい

コインランドリーを利用する目的は洗濯と乾燥のみなので、ほかの店舗との差別化が難しいです。
そのため、他店にはないサービスを提供することで差別化をするといいでしょう。

例えば、洗剤アレルギーの人でも洗える洗濯機やペット用品が洗える洗濯機の設置、小さな子どもが遊べる用のスペースを用意しているところもあります。
ほかのコインランドリーとの差別化をすることで、客離れを防ぐことができるでしょう。

コインランドリーの開業に活用できる補助金と助成金

補助金や助成金の図解

コインランドリーを開業する際は、補助金や助成金をうまく活用することで、初期費用を抑えることができます。

1. 新創業融資制度

新創業融資制度とは、起業する人や起業して間もない事業者を対象に「無担保・無保証人」で、最大3,000万円の融資が受けられる制度です。
申請は日本政策金融公庫に電話や窓口、インターネットのいずれかでおこないます。

まずは、融資について相談してその後面談を経て認可されると融資が決まります。

2. 小規模事業者持続化補助金

小規模事業者持続化補助金は、従業員数が少ない会社をサポートする補助金で、最大50万円が支給されます。
申請する際は、まず地域の商工会議所で補助事業者の対象になるのか確認をし、事業支援計画などの作成を依頼しましょう。

そして日本商工会議所により審査があり、採択されると支給されます。

3. ものづくり補助金

ものづくり補助金は、正式名称を「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」と言います。
「中小企業庁」と「独立行政法人中小企業基盤整備機構」が実施している国の補助金制度です。

最大で1億円の補助金の支給がされますが、コインランドリーを開業する場合は1,000万円の補助金になる場合が多いです。
申請する際は、認定支援機関のサポートを受けて事業計画書を作成し、ものづくり補助金事務局に申請して採択されると支給されます。

4. 事業再構築補助金

事業再構築補助金は、2021年からはじまったばかりの補助金制度です。
2020年から世界的に流行している新型コロナウイルス感染症により、需要や売り上げが落ちてしまったり休業している中小企業などを支援する制度です。
中小企業庁の公式サイトから申請ができます。

コインランドリー経営を始めるならいまがおすすめ

コインランドリーは機械を購入する必要がありますが、小規模でも経営できるため土地代などのコストを少なくできます。
自宅で洗濯機を使う家庭が少なくなっていることも追い風となり、コインランドリーを利用する人は今後も増えることでしょう。

また、生活に密着しているため景気に左右されずに安定した事業であることも魅力です。

関連記事

よくあるご質問 お近くの店舗を探す