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コインランドリー経営で起こる可能性のあるトラブルと対処法

2023年1月26日
トラブル

コインランドリーは設備さえ整っていれば、スタッフを雇わなくても運営でき、専門的な資格を必要としないため、独立や起業を考えている方から注目を集めています。

しかし、洗濯機や乾燥機といった機械を扱うコインランドリーには、トラブルが付き物なので、経営を考えているのであれば起こりうるトラブルとその対処法をしっかりと頭に入れておかなければなりません。

この記事では、コインランドリー経営で起こりうるさまざまなトラブルと、その対処法を詳しく紹介しているので、コインランドリーの経営を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

コインランドリーで起こりうるトラブル

コインランドリーで起こりうるトラブルとしては、洗濯機や乾燥機が故障する、両替機が故障する、営業時間外となり利用者が洗濯物を取り出せなくなるといったことが挙げられます。

これらのトラブルはどこの店舗でも起きる可能性があるため、コインランドリーを開業する際は事前にトラブルの内容を把握しておくことが大切です。

洗濯機や乾燥機が故障する

コインランドリーでよく起きるトラブルとして挙げられるのが、洗濯機や乾燥機の故障です。洗濯機や乾燥機などの機械は、思わぬタイミングで故障してしまう場合があります。

しかし、洗濯機や乾燥機はコインランドリーにとって命ともいえる存在なので、故障した際は迅速に対処しなければなりません。

故障によって洗濯物が取り出せなくなったり、使用できない期間が長くなったりすると、利用者が減ってしまう可能性があります。

両替機が故障する

洗濯機や乾燥機と同様に両替機も機械なので、時には故障してしまうことがあります。故障すると利用者がお金を両替できなくなるため、不便をかけないよう迅速な対処が必要です。

また、故障とは別にコインが切れてしまうことで、両替できなくなる場合もあります。

洗濯物をコインランドリーまで持ってきたにもかかわらず、両替機が使用できないと利用者はフラストレーションが溜まり、リピーター減少につながる可能性があるので注意が必要です。

営業時間外となり洗濯物が取り出せなくなる

24時間営業のコインランドリーであれば問題ありませんが、営業時間を設けている場合は利用者が洗濯物の取り忘れに気付いた際、すでに営業時間外となっており、洗濯物が取り出せないといったトラブルが起こります。

取り忘れに関しては利用者自身の責任になるため、お店側としては洗濯した後の取り忘れがないよう張り紙などで注意喚起しておくと良いでしょう。

コインランドリーでトラブルが発生したときの対処法

トラブルが発生した際は、トラブルの内容にかかわらず迅速な対処が求められます。対処が遅れてしまうと利用者からの信頼を失い、リピーター減少につながるため注意が必要です。

利用者からの信頼を失わないためにも、トラブルが発生した際の対処法を事前に把握しておきましょう。

洗濯機や乾燥機が故障した場合

洗濯機や乾燥機が故障した場合は、すぐに業者へ修理を依頼しましょう。機械に関する専門的な知識がなければ自力で直すのは難しいため、故障した際はプロの業者に依頼するのが確実です。

そして、故障した洗濯機や乾燥機には故障中と書いた貼り紙をしておかなければなりません。貼り紙をしておかないと利用者が故障に気付かずお金を入れてしまい、クレームにつながるケースがあります。

もしも利用者が間違えて故障中の機械にお金を投入してしまった場合は、余計なトラブルを引き起こさないようすぐに返金しましょう。

また、店舗に導入する洗濯機や乾燥機を選ぶ際は、多少費用が高くても保証期間が長く、かつ壊れにくい最新の機械を選ぶのがおすすめです。

初期費用をおさえようと中古の機械を選ぶと早い段階で故障してしまう可能性があるため、修理費用や故障時の稼働できない期間を考慮すると、最新の機械を選ぶのが費用をおさえることにつながります。

両替機が故障した場合

両替機が故障した場合は、業者へ依頼する前に両替機の説明書を読み、可能であれば自分で対処しましょう。

両替機は洗濯機や乾燥機とは異なり、比較的シンプルなつくりになっているので、故障した際にすぐ対処できるようあらかじめシミュレーションしておくことをおすすめします。

ただ、場合によっては自力で対処できないケースもあるため、その際は業者に連絡して早めに対処してもらわなければなりません。

また、両替機はコイン切れで使用できなくなるといったトラブルが起こりやすく、とくに雨が続いているとコインランドリーを利用する方が増えるので、コイン切れが起こらないよう注意が必要です。

急に来店率が高くなった場合でもコイン切れを起こさないように、小銭は余裕をもってストックしておきましょう。

利用者が洗濯物を取り出せなくなった場合

営業時間により利用者が洗濯物を取り出せなくなった場合は、翌日の営業まで待ってもらうように伝えましょう。

自宅から店舗が近い場合は、取り出せなくなった利用者から電話がかかってきた際に店を開けることも可能ですが、そうすると利用者が洗濯物を取り出し忘れる度に店を開けてあげなければなりません。

洗濯物の取り出し忘れは、あくまでも利用者の自己責任であり、その都度店舗側が対応する必要はないため、翌日の営業まで待ってもらうのがベストな対応です。

また、店舗の入り口や店舗内には、取り出し忘れた際の対応に関する貼り紙をしておくと良いでしょう。そうすることで取り出し忘れの注意喚起にもなり、トラブルを未然に防げます。

フランチャイズ経営ならトラブルが発生しても安心

個人でコインランドリーを経営する場合は、何かトラブルが起きた際にオーナー自身で対処しなければなりませんが、フランチャイズ経営なら本部がトラブルに対処してくれるため安心です。

とくに、副業でコインランドリーを経営している方は、トラブルが起きてもすぐに対処できない場合があるので、個人よりもフランチャイズでの経営をおすすめします。

コインランドリーは基本的に無人で経営しているからこそ、すぐにでもトラブルに対処できる体制を整えておくことが大切です。

迅速な対応が顧客満足度の向上と、お店の信頼につながります。そのため、これから副業でコインランドリーを経営しようと考えている方は、トラブル対応を任せられるフランチャイズ経営を選択することで、より質の高いサービスを提供できるでしょう。

まとめ

洗濯機や乾燥機などの機械は、思わぬタイミングで故障する場合があります。そのため、故障した際にすぐ対処できる体制を整えておくことが大切です。

迅速に対処できれば顧客満足度が上がり、リピーターの増加にもつながるので、コインランドリーの開業を検討している方は、起こりうるトラブルとその対処法をしっかりと把握しておく必要があります。

また、トラブルが起きた際に本部が対処してくれるフランチャイズ経営という選択肢もあるため、副業でコインランドリーを経営する場合は、フランチャイズ経営も検討してみると良いでしょう。

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